或る女の挽歌

想い出を 訪ねたら
涙に濡れた 面影が
夜空の星に よみがえる
馬鹿な奴さ この俺は
可愛いあの娘を 死ぬ程泣かせ
返らぬ 返らぬ 昔に詫びている

一度しかない 青春を
明日のあてもない 俺に
あずけて夢を 見てた娘よ
詫びてみても 遅いけど
倖せぐらい 今ならやれる
ふたたび ふたたび 逢えない恋だけど

年月は 流れても
あの娘の白い ほほえみは
変わらず今も 生きている
泣けてくるな こんな夜は
もう一度生まれ 変われたならば
ふたりで ふたりで やり直したいのさ
×