風のゆくえ

困った顔がみたくて
すこしだけわがままを言うの
微笑みながらあなたは
そっと髪に触れる

懐かしいその瞳は
誰を映してるの
絡ませた指がほどけなくなる
時が止まる…

この想い溶けていく 風の中へ
飛んでいく 白い羽根になって
こわれてもいい
あなた以外なにもいらない
抱きしめて 今だけは

さっきまで繋いでいた
温もりは冷めてしまうのに
心だけ何故 熱いの
もっとそばにいたい

失った季節へ 今
記憶たぐり寄せる
夏の声がする
あの日の涙 胸に落ちる

この想い溶けていく 風の中へ
飛んでいく 白い羽根になって
迷いのない祈りだけが
あふれていくの
いつの日か届くように…

この想い溶けていく 風の中へ
飛んでいく 白い羽根になって
こわれてもいい
あなた以外なにもいらない
抱きしめて 今だけは
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