通学路

「優しいね」と君に言われると
息が止まりそうだったの
ずっと今まで
本当はね、って何度も言いかけたけど
何から話せばいいのかな
通り雨なら止まなくていい
濡らしてこのまま

改札通って振り返れば
約束みたいに君がいるから
うざったくて
体向けずに手を振った
あからさまな態度で君を傷つけたい
どんな顔してるか見たい 胸が痛い
こんな気持ちなんになるの
違う色が混ざってちゃいけない言葉で
今まで君と話していた ごめんね

黄昏前の最後の眩しさは
すべてを知っているみたいだ

追い抜く他人の肩に舌打ち
引きずる傘の先に
ぼやけてグレーの線が流れてく
ついて行けない人の波
適当なことばかり
ここぞとばかり並べて
言い訳を理由と言い張って

そんな私のこと分かってるの?
いつも笑ってるけど
それとも何か我慢してるの?
嘘だってつかずに

黄昏前の最後の眩しさよ
すべてを見透かして欲しいよ

黄昏前の最後の眩しさは
すべてを知っているみたいだ

黄昏前の最後の眩しさよ
すべてを見透かして欲しいよ
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