皇国の母

歓呼(かんこ)の声や 旗の波
あとは頼むの あの声よ
これが最後の 戦地の便り
今日も遠くで 喇叭(ラッパ)の音(ね)

思えばあの日は 雨だった
坊やは背(せな)で スヤスヤと
旗を枕に ねむっていたが
頬に涙が 光ってた

ご無事のお還(かえ)り 待ちますと
言えばあなたは 雄々しくも
今度逢う日は 来年四月
靖国神社の 花の下

東洋平和の 為ならば
なんで泣きましょう 国のため
散ったあなたの 形見の坊や
きっと立派に 育てます
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