CI.008便

目覚めるとひとりの朝
時計の文字が霞む
テーブルに長く伸びて
glass 突き射す 日差し
言い争った
あとのすがしさ感じていた
羽田発の国際線で
行ってしまったお前の
うしろ姿に謝ること
できなかったけど

くやしさがホノルルまで
つきまとうくらいなら
夕暮れを涙で溶き
すぐに帰っておいで
そしてほほでも
ぶっていいから 気がすむまで
さよならは流れる星くず
一度なくしたお前を
こんな愛しい気持のまま
迎えてみたくて
迎えてみたくて
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