ダディ・ダーリン

あなたが信じた空の色は こんな風な未来で描かれてますか?
それから迎えられなかった春の調べから こんな風な匂いが漂ってますか?
あたまの上を戦闘機に守られながら ぽっかりと空いた心の穴に蓋を閉めて
その上を何重にも、何重にも踏み固めて
つねっても叩いても全く感じない心ができました

嗚呼 太陽が西の山を突き刺して
桃色に染めながら一日を終える
ダディ・ダーリン ダディ ダディ・ダーリン
真っ白に色をつけて

永遠の嘘は 本当のことで 本物の偽物だけが 勝ち取る世界です
でもその本物の偽物が 作り上げた永遠の嘘に
支えられてようやく ここに立ってます
言葉にならない 言葉になんてならない
でもあえて言葉にするならば そういうことなんです
草木は実り 花を咲かせて ただただダラダラと 花を咲かせて

嗚呼 太陽が西の山を突き破って
ボコボコでも平らな一日を終える
ダディ・ダーリン ダディ ダディ・ダーリン
空っぽに色をつけて

平和を願うそんな気持ちは
平和を知らない人から生まれる感情であって
平和の中で暮らしてる私には 
平和を願う気持ちがわからないんです しかし
平和に気づかないほど毎日は平和で
平和を何と無く繋いだつもりで
いつかその平和とやらを誰かが破くのでしょうか?

嗚呼 太陽が西の山を突き刺して
桃色に染めながら一日を終える
ダディ・ダーリン ダディ ダディ・ダーリン
真っ白に色をつけて
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