江南宵唄

あの空はまだ 遙かな丘の上
あの鮮明な 残像に伸びる手

言い伝えの浮く輪 実際にこの目
泉に重なる ちょうどその前
声にするも 考えていたのは
雨に当たらぬ 遠い夏を

減り砂 あとは繰り返すの
愛を唱えて 強引なる 海へ

そっと 濡れるわ 窓 禁断の停止信号
そっと 夢 何度 連なる王冠で

合わすための 混合な催眠は
皆 目覚めない 日々 儚い
一点 誤字の 裏の反省
雨に当たらぬ 遠い夏を

減り砂 あとは繰り返すの
愛を唱えて 強引なる 海へ

本当の事 本当の事
本当の事 教えて
本当の恋 本当の恋
本当の恋 教えて
愛をつぶやいた
「それはすべて」と
愛をつぶやいた
それは「すべて」よ

本当の事 本当の事
本当の事 教えて
本当の恋 本当の恋
本当の恋 教えて
愛をつぶやいた
「それはすべて」と
愛をつぶやいた
それは「すべて」よ

海の鼓動に似た
舟の浮体に乗って

江南の 曽野木屋の
永遠の 曽野木屋の

言い伝えの 曽野木屋の
宵の唄
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