ギアナ高地

雨が降れば 届きそうな滝を
見上げながら 緑の中で
透明な 生命の 正体は謎
勇気もない 空気もない 息も出来ない

忘れられた 古代の魂を
紡ぎながら 回る地球で
ちっぽけな 人生の ターミナルには
廃墟とゆう 廃墟から ショートストーリー

つまらない絵本でしょう
モノクロームの部屋で
ひとりぼっちで ただ叫ぶだけ

ギアナ高地へ 逃げてしまいたい
もっと 過酷な 世界へ
ギアナ高地で 朽ちてしまいたい
誰も 傷付けたくない

深く深く 落ちて行けばいいのか
高く高く 飛べばいいのか
後悔も 運命も どうでもいいのか
正気じゃない 本気じゃない 分かり合えない

君の声は確かに
僕を呼んでいたのに
あの日はもう 遥か彼方へ

ギアナ高地へ 逃げてしまいたい
僕に 孤独を 与えて
ギアナ高地で 朽ちてしまいたい
君に 自由を 与えて

ギアナ高地へ ギアナ高地へ
空に 君を 探して

ギアナ高地へ ギアナ高地へ
過去も 未来も このまま
ギアナ高地へ ギアナ高地へ
せめて 風に なれたら
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