涙の数、大人になれたら

陽だまりの窓辺
枝毛探しながら
ぼんやりと昔の恋 思い出してた

あの頃一人じゃ
何もできなくて
それなのに
危なっかしい事ばかりしてた私

涙の数、大人になれたら
忘れたい 思い出は 輝くかしら
別れの数、優しくなれたら
もう誰も 傷つけずに 愛せるかしら

高校(がくせい)の頃は
二十歳(はたち)過ぎの女性(ひと)
大人びて見えたけれど
何故私あの日のまま…

涙の数、大人になれたら
いたずらに 消した恋 許せるかしら
出逢いの数、素直になれたら
あの人は また私に ふりむくかしら

陽だまりの窓辺
こんな休日は
椅子の上 ひざをかかえ
過ぎた日々 なぞってみるの
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