暖簾に恋押しシンデレラ

酒の染みこんだ 口説き文句に
ほろり酔わされて ゆらり千鳥足
惚れちゃいけない男なんだと
隙間夜風が耳に吹いてくる

思わせぶりだね 恋押し暖簾
グラスに溢れる女の雫
飲み干し お愛想を

酒の染みこんだ その唇に
くらり絆されて 心金縛り
惚れてしまった弱みなんだと
流しが唄う粋な純情歌

惚れたら負けさね 恋押し暖簾
グラスに溢れる男の嘘を
飲み干し お勘定

押して引いても 今夜限りよ
ガラスの靴は性に合わないの
放っといておくれよ 恋押し暖簾
グラスに溢れる男女の夢を
飲み干し ご愛嬌
恋押し暖簾だね
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