たましいのゆくえ

ゆうぐれの帰り道 たそがれ染まる この世界に
まち明かり うつし出す おいてかれた 自分を見た

どこかに 忘れたよ かなしいことや うれしいこと
それでも 忘れない おわらせてはいけないこと

かぎりある命から とけだした言葉を
つむいで魂は行く 果てなきそらのみちを

しあわせの隙間から すこし見えるカゲロウとか
涙につつまれた 琥珀色のきもちだとか

だきしめて歩き出す 永遠のときを
寂しさもうすれゆき とうめいな色に変わる

ああ しまいこんだことも
そっと取り出しているけど
ああ そんなにこわくない
きっと怯えてただけだよ

そうだろう?

もうなにも きこえない 過ぎ行く日々
加速してく
どこまできたのかも わからないな わからないな

そらもように隠された よぞらの先の先に
数えきれぬたましい そっと歩いている だきしめたい

かぎりある命から とけだした言葉を
つむいで魂は行く 果てなきそらのみちを
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