バイカラーの恋心

こんなにも側にいて
少しだけ年下の
君は可愛い妹みたいだよね

あんなにも泣いた夜
何にも言えずに
隣で見守るだけだった

あの日 夏の初めのキャンパスに
眩しい風が吹いてた

そうさ
バイカラーのバンダナをなびかせて そっと
君が振り向いた
淡い光
バイカラーの恋心 ときめきは なぜ
この胸の切なさを試すんだろう

過ぎゆく季節の中
その笑顔 続くように
どんな時も 僕はここにいるから

追いかけるその夢が
必ず 叶うように
いつだって 一緒に願ってる

君という名の心のフォルダは
毎日更新されてく

ほら
バイカラーのバンダナをほどいたら きっと
君が走り出す
夢の向こう
バイカラーの恋心 届かずに 今日も
思い出ばかりがまた増えてゆくのさ

場面ひとつひとつに胸のシャッターを切る
光と影 灼きつけてくように

バイカラーのバンダナをなびかせて そっと
君が振り向いた
淡い光
バイカラーの恋心 ときめきは なぜ
この胸の切なさを試すんだろう
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