うみのうま

闇を確認した光 今ここに情けを乞うた
途絶えが終了ならいい 出口のない生命

とりとめのない記憶 細胞が呼び覚ました色

海馬の中の無数に散らばる黒い点々を集めて切り捨てた

声を失くした声達が 今ここに音を従え
拾い忘れたままの太陽 闇より果てしない色

言葉にならないこの 最後の一滴がうたになる

海馬の中の無数に散らばる黒い点々を集めて切り捨てた
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