キミは泣いてツヨくなる

”昨夜は何をしてたの?”キミに突然聞かれた
”ひとりでビデオ観てたよ”ちょっとオドオド答えた
疑う目に もう涙が見えてる

”私もあそこにいたの”ヤバイ見られていたのか
”あのコはただの友達 そんな関係じゃなくて…”
焦りながら 早口になってる

最初にちゃんと言えばよかった
こじれそうで へこみそうで マズイ

キミは泣いてツヨくなる 嘘がバレて僕はもう
立場グッと辛くなる こんなハズじゃない
誤解なんだよく聞いて そんなつもりなかったよ
そっと肩に延ばす手を ”イヤ”とはねのけられたよ

”なんだよ信じてないの?”少し強気に出たけど
”信じられる訳ない!”と もっときっぱり言われた
逃げ出したい もうこんな部屋から

アタマの中で 汗がふきだす
背中に壁 追い詰められ マズイ

キミは泣いてツヨくなる 嘘がバレて僕はもう
立場グッと辛くなる こんなハズじゃない
いいかげんで悪いけど 無実なんだ何もない
なんか重い雰囲気で 夜はどこまでも過ぎる

謝ることは 認めることで
ここはひとつ どうかひとつ うまく だから…

泣くの止めて少しだけ 僕の話真に受けて
今夜ふたり楽しんで こんなハズじゃない
”キミが好きさ世界一” 滑ってゆくコトバでも
ホントなんだ嘘じゃない だから機嫌を直して…
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