男の慕情

雨の降る夜 別れ町
傘もささずに 歩いたね
涙を涙を お前にだけは
魅せたくないのさ 辛いから
濡れた身体も 今夜だけ
俺を気遣う いとおしさ…

絆結んだ この町で
愛を信じた はずなのに
ハラハラ舞い散る 木葉(このは)のように
弱さに揺れてる 堪(こら)えてる
崩れかけてた この俺を
そっと癒した 夜の風…

夢が途切れた 夜明け前
濡らす枕の 切なさよ
別れの虚(むな)しさ 涙の手紙
許して下さい 悪いのは
すべてわたしの せいなのと
俺を気遣う いとおしさ…
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