害獣達の墓場

千億光年果てまで突き刺さる悲嗚(こえ)が
胎内回帰の記憶に届いた時
遥か孤独の旅を待ち受ける終止符が
壁にうつむいたまま 墓碑名(エピタフ)をなぞる

愛がすべてなら やつらは何故に
愛が答えなら 耳を澄ませ Monsters' crying now

暗黙裏に運命(さだめ)られた言葉なき生贄(えしき)
金欄屏風にきらめく鎮魂歌(レクイエム)が
偽せの罪滅ぼしを押しつけあざ笑う
すべてからくりめいた美しき惑星(ほし)

愛がすべてなら やつらは何故に
愛が答えなら 目を覚ませ Monsters' weeping now

理想(ゆめ)を振りかざすだけ むなしくからまわり
すべて食いものにした罪深き知的生物(けもの)

愛がすべてなら 聴かせてみせろ
愛が答えなら やつらの雄哮(こえ)を
愛がすべてなら 戻してみせろ
愛が答えなら やつらの夢を
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