入り江

海が見えるまで 二人はただ歩いた
入り江を見下ろす丘に 少し早い黄昏

何も言わないで 君の髪を両手に
集めて 風を聞いてる あゝ時さえ褪せてゆく

愛はいつだって 不器用すぎる
心 手さぐりのままで
本当に君が 大切だから
僕は急がずに 待つよ

海が消えてゆく 夕闇につつまれ
いつしか二人だけに 潮騒が聞こえる

愛はいつだって 遠まわりする
心 確かめるまでは
僕のぬくもりが 必要なとき
胸に飛びこんで おいでよ

街の明かりが 君の肩越しに
入り江のようだね

愛はいつだって 不器用すぎる
心 手さぐりのままで
本当に君が 大切だから
僕は急がずに 待つよ

愛はいつだって 遠まわりする
心 確かめるまでは
僕のぬくもりが 必要なとき
胸に飛びこんで おいでよ
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