風の便りじゃ

みなとの見える丘にたって 風のうたを聞いて
風のたよりじゃ 風のたよりじゃ
みなとの見える町に おまえがいると
おまえがいると そんな風に聞いた
でもおまえのことだから 一つの町にはいないだろう
それでも それでも 僕は待っているよ

この町にきたら この町にきたら
また二人して部屋で
一晩中も 一晩中も 話していたいものさ
ウィスキーを ウィスキーを 飲んでいたいものさ
でもおまえのことだから もうわすれているだろう
それでも それでも 僕は待っているさ

この唄が この唄が おまえの耳に入れば
昔を思い 昔を思い 昔を思い出して
涙の一つも 涙の一つも 一つも流しておくれ
でもおまえの返事の唄は いつ聞けるだろう
それでも それでも 僕は待っているさ
それでも それでも 僕は待っているさ
×