望郷みなと

波に漁火 咲き乱れ
浜にゃ情けの 花が咲く
船を降りても 親父はカモメ
沖を見つめて いるだろか
遠い海鳴り 望郷みなと

別れ言葉も 言えないで
細い背中が 泣いていた
胸にしみてる あの娘の涙
今もひとりか 幸せか
紅い浜なす 望郷みなと

海は荒れても おふくろの
いつも変わらぬ あの笑顔
都会(まち)にゃ住めない 俺らもカモメ
大漁まつりは もう近い
飛んで帰ろか 望郷みなと
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