君の赤いシャツが

明日まで走っていれば どこかに着くだろう
みたことのない景色 知らない街から海まで
遠くつづく列車にのって

何もかも満たされて
あやふやに暮らしてるぼくたちは

今はじめて知る 空が青い理由を
きみの赤いシャツがいま風になびいてる

あの丘のカーブでそっとキスして照れながら
取りだした本の表紙はおんなじスーザン・マイノット
なんてちょっとできすぎだよね

心臓が動いてる
あやふやで罪深いぼくたちを

今日も連れてゆく、まだ知らない場所へ
きみの赤いシャツがいま空をうつしてる

そして明日になれば
すべて想い出になる それでもかまわない

どこまでも過ぎてゆく
終わらない絵のなかでぼくたちは

今日も歩きだす 太陽の真ん中へ
きみの赤いシャツがいま空をうつしてる 風のなかで
×