夜をこえろ

繰り返し すべてを失った
けれども夜明けは 無情にも望みよこした
満月が 悲しげに浮かんで
俺の足下を 照らして微笑みかけてる

きっといつかは あの春色の
優しき陽の温みに 抱きしめられたくて

胸を焦がすほどの思いが
握りしめる手の中で 燃え残る

海鳴りが 遠くに響いてる
君との記憶を 深い青色に沈めて

きっと誰しも 拭いきれずに
振り払うその両手で 愛にしがみついて

壁に身を預け 黄昏を煙の中にくゆらせていた

胸を焦がすほどの思いが
握りしめる手の中で 燃え残る
傷だらけの体ほどいて
心眠らせて 明日をまた越えろ
明日をまた越えろ
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