ともしび ~いのちのうた~

風がふくだけで ゆれる命
ためされるかのような ただよう命

雨がふるだけで きえる命
もう限界か したたる命

ゆれる ともしび きえたその時は
この ともしび わけてあげるから

空気がないと きえる命
「まるで人のようだ」と 呼吸をする

きえてしまえば みえぬ命
生きたあかしだけ 呼吸をする

ゆれる ともしび きえるな つよくなれ
ぬれる ともしび そのつめたさ わすれるな

つなげ ともしび いくつもの命が
きみのなかで いまも ともってる

つなげ ともしび きみが ともしび

きみを みつめて 「キレイだね」と
子供のわらいがお みえるだろ

風がふくだけで ゆれる命
それでも きえない たたかう命
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