夜明けの酒場

俺でいいなら 胸で泣きなよ
無理にお酒で 逃げないで
恋に破れた 傷跡は
時のしずくが 想い出にする
兄貴ぶるよな 柄じゃないけど
昔愛した 女(ひと)に似ている

遠慮するなよ ここでお休み
白いうなじを 横たえて
つらい別れの 理由(わけ)なんて
鍵をかけたら 言わなくていい
俺の心が 急にうずくよ
痩せた肩先 触れてみたくて

どんな夜でも 朝は来るのさ
今は寒くて つらくても
めぐる季節に 微笑みが
いつか必ず 訪れるから
誰も悲しみ 抱いて生きてる
俺と夜明けの 旅に出ないか
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