三津子の女優革命

なるべく辛い思いはしたくないの
「そんなこと言ってるからいつまでもナマズなのよ。」
だって好みなんて人それぞれだし
「少なくとも俺は好みじゃないわ…。」
「俺も。」「俺も~。」「わしもじゃ。」

(Candy~♪ Cookie~♪ Berry~♪)
お腹いっぱい食べて眠りたい
(Candy~♪ Cookie~♪ Berry~♪)
やめられないの… 女の子だもん!

『女の子にはユメが沢山あるの!』
「え~ なに なに~?」
『お洒落もしたいし、ロマンチックな恋もしたい!
つまり、ぜーんぜんお腹いっぱいに…』

(ならないの? You know!)

『Why?』

他の誰よりも多くのものを
小さな眼に焼き付けたいの!
(ナマズの癖に、欲張りね! …何でも)
もう、嫌だ! 一言も言い返せない
キラキラしているのはユメだけ
眺めの悪い世界とおさらばしたい
『…サヨナラ。』

ある処に三津子と云う
如何仕様も無い少女がおった。

…然し、皆は未だ識らぬ。
彼女の飽くなき夢が齎すドラマを!

座興は之にてお終い。

『そう、本番はこれから。』

「よっ! はじまり、はじまり~♪」

(Urban~♪ Crazy~♪ My Sweet~♪)
ユメよりド派手な現を御覧
(Urban~♪ Crazy~♪ My Sweet~♪)
皆を夢中にしてみせるわ!

他の誰よりも多くのものを
小さな眼に焼き付けたいの!
命の虜 人生は一度きりしかないの

By ヒロイン
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