かたくり粉

私のお兄ちゃん いつでも片手にかたくり粉
今日もまた もんでいる すべての指が生きて見える
お兄ちゃんは こう話します
「これだけが俺の生きがいよ」
私もモミモミモミしたい 袋につまったかたくり粉
小さな時にもんだ感触がまだ手のひらに残ってる

モミモミ キュッキュッキュッキュッ
モミモミ キュッキュッキュッキュッ
声をもらしたかたくり粉
モミ キュッキュッ モミ キュッキュッ
何だか自分も気持ちいい

私のお兄ちゃん 廊下でもむのが特に好き
あの音が良く響き その音に彼はしびれてる
「お願い友達来てるから今日は廊下でもまないで!」
他人のフリでもしようかな 友達見てるよお兄ちゃん
もみたい欲望たまにはおさえて 普通の人に戻ってよ

モミモミ キュッキュッキュッキュッ
モミモミ キュッキュッキュッキュッ
声をもらしたかたくり粉
モミ キュッキュッ モミ キュッキュッ
何だか自分も気持ちいい

そんな私も実は夜 こっそり台所にいくの
そこからは私だけのお楽しみ
朝まで もませて かたくり粉

モミモミ キュッキュッキュッキュッ
モミモミ キュッキュッキュッキュッ
声をもらしたかたくり粉
モミ キュッキュッ モミ キュッキュッ
何だか自分も気持ちいい

モミモミ キュッキュッキュッキュッ
モミモミ キュッキュッキュッキュッ
声をもらしたかたくり粉
モミ キュッキュッ モミ キュッキュッ
何だか自分も気持ちいい
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