悲しみのヒロイン

誰も話し相手 背中向けてしまう
風が強い夜は 一人泣いたもの
きれいなものだけを みつめていたわたしね
まるで世界中の悲しみを 背負ったドラマのヒロインみたい…

古い日記のページ… メモリーよみがえるの
心細い文字で 悩みばかり書いた
赤いリンゴかじり はだしのまま歩きたい…
いつも思うだけ ヒールに疲れたかかとを撫でながら

その笑顔よく見せて
この心なごませて
あなたがくれた愛で きれいに流す悲しみ

そうよ気づいたのよ たとえどんな時も
愛を胸に抱けば 寒くないはずね
幼いこのわたし 大人にしたあなたよ
甘えてばかりのわがままなわたしに とても優しい人…

その笑顔よく見せて
もう少し笑ってね
別れの時の前に 覚えておきたいあなたを
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