彩りの余韻

夜をふちどる波の 音が
遠く近く心に 響く
ざわめきも今は 二人になじんで
彩りながら 愛のように あふれてる

めぐる月日をたどり ながら
風と香りの余韻 だけを
集めるあなたの いつもの背中に
柔らかなまなざし 注いでいる

夢へと 近づいた気がする
こんなに 穏やかな夜は
連れなる星に 思い出あずけ
あなたにひとこと 愛してると言いたい

愛は知らずに 満ちてくるもの
幻のような 夜に 溶け合いながら

夢へと はばたいてゆけそう
もう一度 あなたの胸元
飛び込んでゆく 私が見える
長い指先を 舞い躍らせ今にも
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