おしょうしな(ありがとう)

風除け 霜除け 雪囲い
米沢 訪ねりゃ 雪催(もよ)い
置玉(おいたま)つむぎか 紅花染めか
雪より白い えりあしの美しさ

角巻 綿入れ 冬羽織
山から 凩(こがらし) 北颪(おろし)
宿とる間もなく 凍える者に
声かけ招く 優しさよ おしょうしな

初めて 訪ねた 街なのに
心に 降り積む 雪もとける
振舞酒よ 炉辺咄(ろばたばなし)よ
旅の情けに おしょうしな おしょうしな

一夜の宿の礼も そこそこに
旅立つ朝の戸口に 立ちつくす
頬の紅い 少女が抱く
槐(えんじゅ)木目の こけし忘られず

寒空 一羽の 鶴が行く
米沢 離れりゃ 雪催(もよ)い
暖かさ抱いて 振り返る
旅の情けに おしょうしな おしょうしな
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