吹雪におくれ毛

ふられたはずみでぼくを選んだね
気のない返事をくりかえしてたね

ソーダの泡だね クールな横顔を
かるくいなして笑える夢が見たい

運命なんて今さら信じられない
よくある恋の破滅ならそれもいいだろう

申し訳ほどに飾ったもみの木
くもったガラスに息を吹きかけた

チークのその間に誰を想ってる
ふたりとも大人の恋なんて出来ない

運命なんて自分で手に入れてきた
一夜の恋で終わりならそれもいいだろう
よくある恋と投げつけて終われないんだろう

ストーブに焼けるほど足つけて
膝に顔を埋めて眠りたい

運命なんてぼくは今信じてない
だけど今ならおぼれる恋が出来る

吹雪が山あいから町へ
ふたりは外界に椅子を出して

きみの瞳は逢えない誰を映すの
手持ちに悪いカードを持ちすぎている

運命なんて今さら信じられない
よくある恋の破滅ならそれもいいだろう

きみが眠ったらぼくはやっぱり行くよ
ベットのそばのくつしたに鍵を入れて
×