月下の唄は影よりも黒く

だから終わらない夜が その手を伸ばして
風になびかせる声も 引き裂いてしまった
そっと残酷に

そして見失う夜が 首元に絡んで
闇に響き合いそうな 秘密を忍ばせる
もっと緩やかに

狂いだす痛みが 心を抉りとっても
花よ どうか散らないで
迷える瞳が 宿命に交わる刹那
時は微かに 語り始めた

月下に埋もれた黒が滲むまで あの空を焼き尽くすまで
ここには戻れない そう誓うなら
拭えない罪の味で満たされた 歴史の茨を掴め
抗える刃を 胸に秘めて

痛ミ 狂エド
花ヨ 散ラナイデ
願イ 麻痺スレド
花ヨ 散ラナイデ

だから味気ない夜に 広がる深淵は
どこかさらけ出す命 嘲笑ったようだ
ずっと艶やかに
麻痺した願いが どこまで奪い合っても
花よ どうか散らないで
振り切る涙が 宿命を酔わす永遠
時は確かに 語り続けた

月下に埋もれた黒が滲むまで 浮雲が霞みゆくまで
影の唄を叫べ 壊れるほど
拭えない罪の味で満たされた この世の骸を抱いた
血で染める刃を 胸に秘めて

痛ミ 狂エド
花ヨ 散ラナイデ
願イ 麻痺スレド
花ヨ 散ラナイデ

月下に埋もれた黒が滲むまで あの空を焼き尽くすまで
ここには戻れない そう誓うなら
拭えない罪の味で満たされた 歴史の茨を掴め
抗える刃を 胸に秘めて

血で染める刃を 胸に秘めて

痛ミ 狂エド
花ヨ 散ラナイデ
願イ 麻痺スレド
花ヨ 散ラナイデ
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