思い出たずねびと

愛だけで むすばれた
若い日の 純情
命さえ あげるわと
うるむ瞳(め)をしてた

だれか あの娘を 知らないか
白百合みたいな 細い娘さ
どこで どうして いるのやら
やるせなくなる 日暮れさ

はりあって つっぱって
いつの日か 友情
呑めばすぐ 熱くなり
喧嘩したものさ

だれか アイツを 知らないか
上手に生きては ゆけぬヤツ
どこで どうして いるのやら
なぜか気になる 夜更けさ

ひと昔 ふた昔
ほろ苦い 思い出
がむしゃらに 走っては
傷ついた時代

だれか あの日を 知らないか
こころを燃やした 仲間たち
どこで どうして いるのやら
思い出すのさ 今夜も

どこで どうして いるのやら
思い出すのさ 今夜も
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