夏華

隅田川の水面照らす ビール会社のモニュメント
駅に向かう人に紛れ 煙った空を見上げた

吾妻橋に溢れ返る 人波に流されぬように
約束した場所で一人 あなたの姿探した

二人見上げた夜空に 一番最後の花火が
夏の星座の一つのように 高く高く昇っていった

まばたきの間に 消えてった僕たちの夢は
まだ君の心で 変わらずに輝いているの?
永遠に終わらない夏 いつまでも終わらない夏

またこうして時が過ぎて どうしようもなく恋が終わるなら
いつまでも繰り返される 無情な別れのメロディーたち

二人見上げた夜空の 一番最後の花火が
消えないように消えないようにと 祈りながら手を握った

まばたきの間に 消えてった夏の夜の夢は
いつの日か忘れて 誰かと続きを見ているの?
まばたきの間に

まばたきの間に 消えてった僕たちの夢は
まだ僕の心で 変わらずに輝いているよ
まばたきの間に 消えてった夏の夜の夢は
美しすぎるから
永遠に終わらない夏 いつまでも終わらない夏 永遠に終わらない夏
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