屋台酒

あつい情けが あればこそ
酒のまわりも またはやい
風のさむさを よけながら
夢を肴の 屋台酒

無事でいるやら 達者でか
俺と別れて はや二年
おっとこのさきゃ ぐちになる
泣いて別れた やつだけに

すぎた昔を 語る夜は
酒の二升が からになる
男どうしの この屋台
なまじ女は じゃまになる
×