トパーズ色の月

トパーズ色に輝く月が
波のカールを照らしているよ

抱き寄せる右手を君がさえぎる
もうこれ以上 哀しみを増やさないで

さよなら言って
ひとおもいに傷つけるなよ
優しい振りで
黙り込んで爪を見てる 辛いね

車のエンジン止めてと言った
海の響きが聞きたいからと

ヒーターが切れると まだ寒い夜
ぼくのブルゾンをかけなよ胸の上に

振られるよりも
振った方が痛いのねと
君は不思議な言い方して
泣きくずれた

さよなら言って
ひとおもいに傷つけなよ
流れる雲が
月の上を滑ってゆく 辛いね
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