君と過ぎた夏

そのくちびるの温もりに その髪のせつない匂いに
何度愛を誓っただろう 君と過ぎた夏

夜明けを告げる引き潮の 静けさにふたり包まれて
沖へと消える風にただ サヨナラを見てる

泣きたかった
ポツリと つぶやく 横顔
苦しめやしないさ
もう 何一つ 君の胸を

助手席の景色に慣れて すれ違う心にも慣れて
悲しい顔になってゆく 君はただひとり

もっともっと
Kissして わかって あげたら
君は自慢の髪
そう 切ったりは しなかったね

いつか君は
微笑む 強さを 知ったね
この胸をほどいて
いま 君と夏 遠くなるよ
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