サイボウの不思議

暗くて狭いけれども なぜか怖くはなくて
何とも言えないような 安らぎが溢れてる
この世に生まれたならば 誰もが過ごしていた
記憶の片すみにある まどろみが溢れてる
二つの命が一つに重なり 桃色の海でゆらゆら揺れてる

一つになったばかりの ちゅっぽろりんな細胞は
まばたきをしている間に みるみる進化してく
細胞分裂をして お魚になっている
手足が生えてきたなら たちまち「僕」になるよ
何億年もの命の歩みが 桃色の海で一瞬で過ぎてゆく

ちゅっぽろりんな細胞は こうして歌っている
ちゅっぽろりんなお魚は いつしか人を愛す
ちゅっぽろりんな細胞は テクノロジーを作る
ちゅっぽろりんなお魚は 時には武器も作る

かよわき細胞かよわき魚が
この世の海で昼と夜を生み出す

ちゅっぽろりんなお魚は いつしか人を愛す
ちゅっぽろりんな細胞は シアワセを考える
ちゅっぽろりんなお魚で この世は動いている
ちゅっぽろりんな細胞で この世は動いている
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