空を飛んで

空を飛んで君がやって来て
ころころ笑って 上機嫌で「もう行こう」と言った
僕は目をこすりながら あたりを見渡した
ハレルヤ ブーゲンビリア 世界は美しい
だけど あの子もこの子も泣いてるみたいなんだ

空の上から 君と目があった
どこから来たの どこへ行くの
訪ねてみたんだ
君はキラキラした目で 僕にこう言った
「何にも怖くないさ 帰るとこがなくとも」
だけど僕は またこっそり隠れてしまったんだ

いつの間にか 君は行っちゃった
バイバイまたね またあそぼ またいつかね
空を見上げて君を待っていたら
やさしい風が 吹いてきたんだ
僕の罪も君の優しさも
地球の一部なんだ
だから心配なる人よ どうかそのままで
君を忘れないよ 君を忘れないよ
×