命しらずの渡り鳥

斬った張ったに 命を賭ける
やくざ渡世の 仁義だて
同じ死ぬなら 生きるなら
義理に賭けたい 男意気
馬鹿を… 馬鹿を承知で
見えを切る

生まれ故郷を やんちゃの末に
捨てた一羽の はぐれ鳥
西へ夕陽が 沈むたび
うるむ瞼に 母の顔
涙… 涙みちづれ
旅がらす

情け無用が 大手を振って
肩で風切る 裏街道
今日も降る降る 脇差の雨
夢は千里の 旅の果て
ここが… ここが勝負の
三度笠

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