母親ごころ

一つ咲かせた 手もとの花の
可愛むすめを 嫁がせる
母親(おや)のこころを 思っただけで
じんと来ました わたしのほうが
すまぬ気持ちに 熨斗(のし)そえて
きっとこの娘(こ)を 大事にします

なにもかにもが 満点なんて
人はどこにも いないのよ
足らぬところは たがいにかばう
そんな母娘(おやこ)に なりたいものね
ものの分かりが いい姑(はは)と
いつかあなたに 言われてみたい

家族(みんな)仲良く よろしくどうか
母とむすめよ 今日からは
受けた花束 両手に抱いて
胸でよろこび 感じています
早く初孫 抱けるよに
祈りましょうよ 母親ふたり
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