Obsidian

木枯らしの吹く季節
天使はそう舞い降りて
心すり減らしてた日々に
春風を運んだ

行く年も来る年も
変わらない愛をくれた
小さな灯火(ともしび)の期限に気づけず
許して

そうあなたが近くにいることに
少し慣れすぎて
愚かな私を道連れに
あなたは遠く旅立った

穏やかな冬の朝
あなたがもういない部屋
今日は少しだけ泣いたなら
どこかへ出かけよう

そうあなたの小さな温もりが
秘かに消えかけた時
塞き止められてた悲しみの
河が空へ流れ出した

弾ける星屑
銀河を越えて今
あなたは彼方へ
私を置いて ねぇいかないで
夢で叫んでた
だけど

天使が近くにいた日々を
私は忘れない

いつか瞬く星の下(もと)で
生まれ変わって出会いたい
生まれ変わって愛したい
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