人生夢さぐり

寝酒三合 呑みほして
憂き世と放狼(さすら)う 夢まくら
男・人生…表も裏も
よけて通れぬ 仁義(みち)がある
人情谷間で ねむりにつくさ

男はいくつになってもわがままな少年です。
自分の人生に疲れたそんなとき
逃げだしたくなるのが、夢の中のような気がします…。

仕掛け花火に 火をつけて
夜空に咲かせた 恋ひとつ
男・人生…こころの底に
わすれられない 女(ひと)が棲(す)む
おまえの寝顔が いとしい夜さ

いつの時代も男と女、淋しいものどうし
同じ傷をいたわり合うものです。そして縁というやつに
すがりつきたくなるものです…。

運否天賊と添い寝して
どちらに転がる 夢さぐり
男・人生…背負(せお)った過去は
語りつくせぬ 影法師
四角い世間で あしたも生きる
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