べらんめえ

ちょいとおきゃんで 器量(きりょう)よし
口の悪さが 玉に傷
惚れて焦がれた 人なのに
好きと言えずに 意地を張る
さぁさぁ さぁさぁ 野暮はおよしよ べらんめえ
切った啖呵(たんか)に エェ…花が散る

どこで借りたか この蛇の目
傘の出どころ 気がもめる
噂聞いては またほろり
逢えぬ今宵の おぼろ月
さぁさぁ さぁさぁ 野暮はおよしよ べらんめえ
恋は女の エェ…泣きどころ

いやなお方の 口説きより
惚れたあんたの 無理が好き
たとえ添えない 運命(さだめ)でも
逢える明日が あればいい
さぁさぁ さぁさぁ 野暮はおよしよ べらんめえ
浮世夜風に エェ…切る啖呵
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