桜…その愛

人は一生 旅だよと
父のことばの そのあとで
あなたの港は ここだから
何時(いつ)でも戻って 来なさいと
母が笑って 言いました
あれはむかし 桜咲く頃
桜 桜 桜…その愛

何を見たって ふるさとへ
思いつながる ことばかり
川面に浮かべた 花びらに
なみだを流した あれは恋
何処へ行ったか あのなみだ
懐かしいよ 今はかえらぬ
桜 桜 桜…その愛

わたしのこころを 支えてる
小さいけれども 真っ直ぐな
意地は親から もらいもの
いつも一緒 母の花です
桜 桜 桜…その愛
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