宮古島夜曲

千鳥なぜ鳴く 月の浜
伊良部通いの 船が行く
誰を待つやら誰を待つやら 島の灯(ひ)が
波にくだけて すすりなく

宮古乙女の 黒髪は
もえてかがやく 彼(か)の瞳
恋の灯(ともしび)恋の灯 胸に抱き
あつい情で 君を待つ

島のみさきの 灯台は
港平良(ひらら)に 船を呼ぶ
波のしぶきに波のしぶきに 消えて行く
月の浜辺で 鳴くちどり
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