淡雪牡丹

はらはら舞い降る 雪の中
小さく芽生(めば)えた 恋ひとつ
いのち一途に 愛されて
こころ赫(あか)々 燃やしても
冷たい世間の 木枯らしよ
冬の花です… 淡雪牡丹

指折り数えて 逢える日は
着物の色彩(いろ)にも 迷います
倖せやれず ごめんねと
自分ひとりを 責めるけど
おんなの想いは 七重八重(ななえやえ)
夢の花です… 淡雪牡丹

蛇の目を持つ手を 包みこむ
その手のやさしさ 暖かさ
明日(あす)が見えない  ふたりでも
戻り道など もうないの
あなたを信じて いいですね
春を待ちます… 淡雪牡丹
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