別れのワルツ

さようなら 二人の別れの夜
波止場の灯りも 遠くうるむ
せつなき思いに 頬すり寄せ
酒場に抱きあう 別れのワルツ

“これが最後のワルツですね”
僕は本当に心の底から貴女を愛して居りました。
ありきたりな言葉ですが、今の僕の気持として
これ以上の事が言えないのです。
いつ迄もいつ迄も今の様な貴女のその美しい心を
無くさないで下さい。
じゃ身体に気をつけてね、サヨウナラ

霧の中を行く 寂し姿
涙をかくして 送る笑顔
幸あれと祈れば 汽笛の音に
消え行く一と言 只 さようなら
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