森の妖精

森の奥の 大きな木に
小さなかわいいあの子がいる
いつも通う 細い道の 向こうに浮かんだ小さい影
フカミドリの光る羽根を陽気に振っては、歌い踊る

水の中に 姿消して
残ったあしあと 白くにじむ
僕の頬を かすめてゆく 甘いにおいを忘れないよ
森にかわいい あの子がいる
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