御免

月も朧(おぼろ)に 白雲の
街の灯りが せつないね
言えぬおまえの サヨナラを
俺が背負って 告げてやる
野暮だぜ 理由(わけ)なら
言わぬが花の 萩 桔梗
かくすおまえの恋路の裏に
奴(やつ)の純情 見ちまったからにゃ
せめて最後は 男の意地を
かけて かけて…(サァ サァ サァ サァ)
あばよ 御免

嘘を誠に すり替えて
抱いてみたって むなしいね
濡れた黒髪 一筋も
俺の声には なびかない
想いを 断ち切り
名残りは今宵 別れ月
未練 枯葉の 舞い散る中で
並ぶ背と背を 見ちまったからにゃ
せめて一度の 恨みの恋に
涙 涙…(サァ サァ サァ サァ)
惚れて 御免

野暮だぜ 理由(わけ)なら
言わぬが花の 萩 桔梗
かくすおまえの恋路の裏に
奴(やつ)の純情 見ちまったからにゃ
せめて最後は 男の意地を
かけて かけて…(サァ サァ サァ サァ)
あばよ 御免
×