そよ風のほほえみ

あの頃ネ 日溜り匂うルルル 春の午後
銀杏並木で君想う
煙草のけむりにそよ風が
あの頃ネ 夕立あがったルルル 夏の暮れ
いつもの広場で君を待つ
濡れた敷石にそよ風が
やわらかい やさしい あたたかい
あんなそよ風のほほえみは
ボクの肌身がおぼえてる
さらさら そよそよ

だけど君そよ風の日々はルルル 今はもう
遠く過ぎさってしまった
人住まぬビルが朽ちるように
そして君 街の舗道のルルル ひび割れに
うつろむなしい足音が
凍りいてつき震えてる
またあした またあした またあした
あんな君のささやきを
木枯し訪ずれかき消した
さよなら さよなら

それでもね 胸のつぶやきルルル 忘れない
心のそよ風忘れない
君の笑顔を忘れない
この頃ネ アパート暮しのルルル 独り言
久しぶりだねどうしてた
そういえる日を待っている
なつかしい したしい あいらしい
あんなそよ風のほほえみが
そよぐ日来るかないつかまた
さらさら そよそよ
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