あてのない旅

駅前広場は 夕暮れの中で
けだるいあくびを 繰返えしている
どうせ目的のない旅さ
さめたコーヒー のみながら
なぜかおまえを 想っているよ

孤独とふたりで 住み馴れた街を
離れて道草 するのもいいだろう
どうせ気まぐれな旅さ
古い街の 居酒屋で
ひとりしみじみ 呑み明かそうか

おまえのやさしい ぬくもり枕に
しばらく眠ろう 心をおろして
どうせ目的のない旅さ
いまはなにも 考えないで
青い空を 覗いてくるよ
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